どうしても有酸素運動で痩せたいあなたへ。その方法とは?

過去の記事でダイエットしたいなら、有酸素運動はやっちゃダメ!という内容の記事を書きました。
その理由の大きなもののうちの一つとして、「筋肉も一緒に落ちてしまう」という理由があるからでしたね。

しかし、とはいえ、「筋肉を落としてでもいいから、何とかして体重を落としたい」という人もいるかと思います。
あまりお勧めはしませんが、今回は有酸素運動で体重をどうしても落としたい方向けに、どのような点に注意して有酸素運動を行えばよいかをお伝えしていきたいと思います。

有酸素運動のポイントは【心拍数】

有酸素運動で痩せたいと言っても、激しくランニングを繰り返すようなやり方では、体重は落ちていきません。
ではどうすればいいのか。有酸素運動で気をつけるべきポイントは、一分間当たりの心拍数です。

ずばり!
下記の式の通りの心拍数で、ランニングなりウォーキングなりを、継続してやってください。
そうすれば、体重は落ちていきます。

【理想心拍数】={220-(安静時心拍数)}×0.55+(安静時心拍数)

ここでの理想心拍数というのが、有酸素運動で痩せるための理想の心拍数のことです。

「安静時心拍数」というのは、「何も運動していないときの1分間の心拍数」のことです。
これは、立った状態でも座った状態でも構いません。
少し違いは出ますが、何も動いておらず安静にしている状態というのが大事になりますので、1分間じっとして脈を計ってみてください。

補足
ちなみに、220という数字と、0.55という数字がありますね。これ、220というのが「人間の最大の心拍数の目安の数字」で、0.55というのが、心拍数の強度で55%程度の強度で運動をした場合、という意味です。
少しわかりにくいですが、一言でいうと「限界からみて55%程度の運動をした場合の心拍数」を求める式である、という事です。
人間は、約50%~60%の強度で運動をした場合、一番脂肪を燃やせる有酸素運動ができるとの結果があるので、上記の式となっています。

有酸素運動の継続時間について

有酸素運動として、ランニングを始めた場合、いったいどれくらいの時間走り続ければいいの?というような質問を受けることが多くあります。

その答えとして、結論を言うと、
【短くてもいい、長くてもいい。細切れでも、継続することが大事。一回当たり15分以上を目安にして下さい】となります。
これについて、詳しく説明していきましょう。

まず、短くても長くてもいいというのは、有酸素運動を行なっている時、量の多い少ないはあれど、脂肪は常に燃焼しています
ですので、一回あたりが短くても構いません。時間が短くても、何回かに区切られてもいいので、トータルで継続して有酸素運動を続けることを目標に、積み重ねていってください。

また、一回当たり15分以上の目安というのは、有酸素運動を開始して15分程度たったくらいから、脂肪を燃焼してのカロリー消費の割合が半分より高くなると言われているからです。
つまり、脂肪燃焼の効率が良くなるのが15分を過ぎたあたりからになるから、なんですね。

もちろん、15分以内でも脂肪は燃焼しますが、すこしでも効率よく燃焼させていきたいという方は、一回の有酸素運動を15分以上に設定することがオススメです。

有酸素運動ダイエットの注意点

注意点については、他の記事でもお伝えしてきていますが、脂肪と一緒に筋肉が落ちてしまうというのが一番の注意点です。
キレイな体形を保つためにダイエットするのが目的であれば、ジムでトレーニングをしながら食事管理もしてのダイエットをオススメします。

ただ、筋肉も脂肪も関係ない!まずは何とかして体重を落としたい!という場合は、上に書いた通りの心拍数で、継続してもらえれば、確実に体重は落ちていきますので、頑張ってくださいね。
(もちろん、だからと言って食事からカロリーを摂りすぎると、痩せられないのでご注意ください。)

まとめ

今回は、どうしても有酸素運動で痩せたい方に向けて、痩せるための有酸素運動の方法をお伝えしてきました。
有酸素運動をする場合には、筋肉の減少には注意しながら、継続して体重を落としてくださいね。
応援しています。